Excel VBA: Merge メソッドの解説

Merge メソッドは、指定した範囲の複数のセルを結合して1つのセルにするためのExcel VBAメソッドです。このメソッドを使用することで、セルの結合操作をプログラムから動的に実行することが可能となります。

メソッドの構文

RangeObject.Merge([Across])

ここで、Acrossは任意の引数で、Trueの場合、各行でセルを結合します。Falseまたは引数が省略された場合、全体を1つのセルとして結合します。

サンプルコード

Sub MergeCells()
    Dim rng As Range

    'A1からC3の範囲を選択
    Set rng = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1:C3")
    
    '選択した範囲のセルを結合
    rng.Merge
    
    '結合したセルに値を設定
    rng.Value = "Merged Cells"
End Sub

上記のサンプルコードでは、”Sheet1″のセル範囲A1:C3を結合し、その結合セルに値”Merged Cells”を設定します。

この例では、一定範囲のセルを結合しますが、任意のセル範囲の指定や、範囲の動的な変更など、さまざまな応用が可能です。

ただし、セルの結合はシートの見た目を変えるだけでなく、その後のセルの操作（特に行や列の削除操作など）に影響を与えますので、メソッドの使用は慎重に行ってください。