Excel VBAのSgn関数について
Excel VBAのSgn関数は、数値を評価し、その数値が正、負、またはゼロであるかを示す値を返す関数です。これは数値が正か負か、あるいはゼロであるかを判定するために使用されます。
Sgn関数の構文
Sgn関数の基本的な構文は次のとおりです:
Sgn(number)
引数の詳細は以下の通りです:
- number: 評価する数値を指定します。これは必須の引数です。
Sgn関数の戻り値
Sgn関数は、引数の値に基づいて以下の整数値を返します:
- 引数が正の場合、戻り値は1になります。
- 引数がゼロの場合、戻り値は0になります。
- 引数が負の場合、戻り値は-1になります。
Sgn関数の使用例
以下にSgn関数の基本的な使用例を示します。
Sub SgnExample()
Dim number As Double
number = InputBox("数値を入力してください:")
Dim sign As Integer
sign = Sgn(number)
Select Case sign
Case 1
MsgBox "入力された数値は正です。"
Case 0
MsgBox "入力された数値はゼロです。"
Case -1
MsgBox "入力された数値は負です。"
End Select
End Sub
このサブルーチンを実行すると、ユーザーに数値の入力を求め、入力された数値が正か負かゼロかを判定して、その結果をメッセージボックスに表示します。
