VSTACK関数の詳細解説(Excel)

ExcelのVSTACK関数の使い方

VSTACK関数の書式と引数の説明

VSTACK関数は、Excelにおいて複数の配列や範囲を垂直方向に結合するために使用されます。この関数の基本的な書式は以下の通りです:

=VSTACK(配列1, [配列2], ...)

ここで、「配列1」「配列2」…は、結合したい配列や範囲を指します。この関数は、複数の配列を垂直方向に積み重ね、一つの連続した配列を作成します。基本的にはセル範囲を指定します。また配列定数を指定することも可能です。

VSTACK関数の使用例

たとえば、異なる部署の従業員リストを一つに統合したい場合にVSTACK関数を使用できます。以下にその具体的な例を示します。

大阪支店 福岡支店 青森支店
従業員番号5 従業員名5 従業員番号2 従業員名2 従業員番号3 従業員名3
501 山田太郎 201 鈴木次郎 301 坂田和夫
502 佐藤花子 202 伊藤美咲 302 星真由
503 田中一郎 303 白田葵
304 井上史郎

例:支店Aの従業員リストがセル A3:B5 に、支店Bのリストがセル D3:E4 に、支店Cのリストがセル G3:H6 にあるとします。これらを統合するための計算式は以下のようになります:

=VSTACK(B3:B5,E3:E4,H3:H6)

この計算式をセルに入力すると、部署Aと部署Bと部署Cのリストが垂直方向に結合され、新しい連続したリストが作成されます。

セルA9へ計算式を作成している。

VSTACK関数使用時の注意点

VSTACK関数を使用する際には、いくつかの注意点があります。特に、結合する配列の列数が一致している必要があります。列数不足の場合は「#N/A」が表示されます。また、空白セルもそのまま結合されるため、空白の扱いに注意が必要です。

青森支店だけに「年齢」を追加した。列数不足は#N/A、空欄は0扱いとなる。

関連する関数

VSTACK関数と同様に、ExcelではHSTACK関数があります。HSTACK関数は配列を水平方向に結合する機能を持っています。これらの関数は、データの整理や集計に非常に便利です。

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