Excelでセル内の特定の文字列を数える方法
Excelでは、セル内にある特定の文字列の出現回数を数えることができます。ここではその方法について2つのケースに分けて説明します。1つ目は特定の文字列が1文字の場合、2つ目は特定の文字列が2文字以上の場合です。
セルの文字数をカウントするLEN関数と
1文字の場合の文字列カウント
1文字の文字列の出現回数を数える場合、例えばセルA1に「あああ,いい,ううううう,ええええ,おお」が含まれていて、「,」の数を数えたい場合は次の数式を使用します：
=LEN(A1)-LEN(SUBSTITUTE(A1,",",""))
この数式は、まず
SUBSTITUTE(A1,",","")
で「,」を全て削除したテキストの長さを計算し、それを元のテキストの長さから引くことで、「,」の数を得ることができます。
以下は上記計算式の各部位におけるダイアログボックスです。
最初のLEN関数
2つ目のLEN関数
2つ目のLEN関数内にあるSUBSTITUTE関数
2文字以上の場合の文字列カウント
特定の文字列（2文字以上）の出現回数を数える場合も、`LEN`関数と`SUBSTITUTE`関数を利用しますが、その文字列の長さで割ることで適切にカウントできます。
たとえば、「***」がA1セル「あああ***いい***ううううう***ええええ***おお」のテキスト内に何回出現するかを数える場合は、次のようにします：
=(LEN(A1)-LEN(SUBSTITUTE(A1,"***","")))/LEN("***")
この式では、「***」を全て削除したテキストの長さを元のテキストの長さから引き、「***」が含まれていた分の文字数を求めます。その結果を「***」の文字数で割ることで、「***」の出現回数が得られます。
注意点
特定の文字列（2文字以上）の出現回数を数える方法では、文字列が重複してカウントされる可能性があるので注意が必要です。例えば、「*****」の中には「***」が2回含まれていると判定されます。
以上、Excelでセル内の特定の文字列を数える方法について解説しました。このテクニックを使うことで、テキストデータの分析がより容易になるでしょう。
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