Excel VBAのSeek関数について

Excel VBAのSeek関数は、ファイルの読み書き位置（シークポインタ）を返す関数です。これは、ファイル内の特定の位置に移動するために使われることが多いです。

Seek関数の構文

Seek関数の基本的な構文は次のとおりです:

Seek(fileNumber)

引数の詳細は以下の通りです:

• fileNumber: シークポインタの位置を取得する開いているファイルを示すファイル番号です。これは必須の引数です。

Seek関数の使用例

以下にSeek関数の基本的な使用例を示します。このサンプルコードでは、ファイルを開いてシークポインタの位置をメッセージボックスに表示します。

Sub SeekExample()
    ' ファイルを開く
    Dim fileNumber As Integer
    fileNumber = FreeFile
    Open "C:\example.txt" For Input As fileNumber

    ' Seek関数を使用してシークポインタの位置を取得
    Dim position As Long
    position = Seek(fileNumber)

    ' シークポインタの位置をメッセージボックスに表示
    MsgBox "シークポインタの位置は " & position & " です。"

    ' ファイルを閉じる
    Close fileNumber
End Sub

このサブルーチンを実行すると、指定されたファイルを開き、シークポインタの位置を取得し、その値をメッセージボックスに表示します。

Seek関数は、ファイルの読み書き位置を知る必要がある場合や、ファイル内の特定の位置に移動する必要がある場合に非常に便利です。