小数点以下の端数を切り捨てて整数化する2つの関数|INT|TRUNC

「1234.567」のような端数を「1234」のように整数に変換する関数はいくつかありますが、ここでは「INT」「TRUNC」の2つを研究します。
どちらも関数名のあとに整数化したい数値をかっこで囲むだけで使えるので簡単です。

  • =INT(1234.567)→1234
  • =TRUNC(1234.567)→1234
  • =INT(10/3)→3
  • =TRUNC(10/3)→3
  • =INT(B7)
  • =TRUNC(B7)

のようにかっこ内で「数値/計算式/セル」を指定すれば、そのかっこ内の数値が整数化されます。キー入力される方はINT関数の方が手っ取り早いでしょう。

ただし注意点があります。
負の数、マイナスの数値を整数変換させると異なる結果が導き出されてしまうのです。

  • =INT(-1234.567)→-1235
  • =TRUNC(-1234.567)→-1234

違いは以下のように解釈してください。負の数を整数変換する場合にはTRUNC関数の方が直感に近いのではないでしょうか?

  • INT→端数部分が発生すると「-∞」に近い整数に変換される
  • TRUNC→端数部分が発生すると「0」に近い整数に変換される

なお第二引数に「0」を用いたROUNDDONW関数もTRUNC関数と同じ結果になります。
つまり【「0」に近い整数に変換される】という処理がなされますね。

  • =ROUNDDOWN(-1234.567,0)→-1234

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